今年2023年、色々ありました。
このBlogは自分自身のための日記として書いているものなのですが、相当久々の投稿になります。色々振り返りたいと思います。一回で書ききれないこともあるかもしれないので、また思い出し次第加えていくつもりです。
まず、2月は20年以上過ごしてきた町、福岡から東京に引っ越しました。
そろそろ新しい空の下で生きるのもいいなと。やっぱり東京は日本という国のあらゆるものが集まる中心地という感じで、とても面白いです。まだまだ知らない所だらけでなかなか飽きない。自分はノスタルジックな曲をよく作るのですが、地元から離れてさらにまたインスピレーションがあるかもしれない。前向きに未来を切り開いていってる感覚があります。
さて、今年携わった作品たちや出来事を少しずつ書いていきたいと思います。
3月7日、ドイツのレーベルStereofoxより、日本のJazzy HiphopやLo-Fi Beatsの立役者の1人であるビートメーカー、re:plusさんとの共作アルバム『Afterimage』がリリースされました。
re:plusさんは自分が16才くらいの時に初めて聴き、音楽のスタイルをとても影響受けた方で、巡り巡ってご一緒できる日が来るなんて本当に人生何があるかわからないです。そして、このコラボのお話があったちょうどそのタイミングで、長く住んだ福岡の実家のマンションを引っ越しするタイミングと重なりました。空っぽになった部屋を見て、インスパイアされた曲、「never」が先行リリースでした。リリース当時は多くを語りませんでしたが、Hakumei - Remixは飛行機で福岡から東京へと向かう空をイメージしていました。
このアルバム「Afterimage」には、矢沢永吉さんのLIVEやSuperflly, ゆずなどの楽曲に参加しているSax奏者の加藤雄一郎さんやSANABAGUN.のメンバーでもあり、先日来日したK-POPグループnewjeansとコラボもしていたギタリストの磯貝一樹さんも参加しており、磯貝さんとは7月にビートメーカーのyuhei miuraさん群馬のフェスで一緒にLIVEもしました。それもとてもいい経験でした。楽しかった!
次に2月22日、福岡の音楽仲間、石橋謙悟くんと一緒に作ったトラックに、数多くのアーティストへの楽曲を手がけるFunk Uchinoさん&RIKEさんが素敵な歌詞とトップラインを載せていただいて、King&Prince「Night Drive Groovin’」がリリースされました。その後キンプリのみなさんはメンバーや会社体制などが変わりましたが、これからのそれぞれのご活躍が楽しみです。またご一緒できる機会があれば嬉しいです。ありがとうございました!
そして春、上京後、確か本当に新居での1日目のことだったんですが、YUKI、いきものがかり、ゆず、Official髭男dismなど数多くのJ -POPシーンの楽曲を手がけ、レコード大賞も受賞されているプロデューサー・作編曲家の蔦谷好位置さんからご連絡をいただき、Little Glee Monster「おかえりなさい」共編曲で参加させていただきました。この曲はNHK北海道「ほっとニュース北海道」オープニング曲となり、
おかえりなさい今日という日が あなたの新しい明日を照らす光でありますように
という歌詞から始まるこの曲をアレンジしていく過程で、まだ慣れていなかった新しい家が1日、そして数週間と時間を経て自分の家へと変わっていくのを感じて、この時期にこの曲に関われたことは運命的だなと思いました。
またその後、大塚愛さんの「FREEKY」という曲でも共同編曲でご一緒させていただきました。蔦谷さんからはお仕事のスタンスやスピード感など学ぶことがたくさんあり、どれだけ結果を出そうと年齢問わず謙虚で貪欲な姿勢にインスパイアされました。この二曲は上京後の最初の大きな思い出として、とても心に残っています。ありがとうございました!
6月と10月には、自由が丘のハイフンにて、人柄も演奏も大尊敬している東京の心強い先輩であるベーシスト、滝元堅志さんと、福岡のサックス奏者の安武玄晃さんと一緒に、ゲストにVo,和田昌哉さん(6月)Vo.多和田えみさん(10月)を迎えてLIVEをしました。上京後の初LIVEだったので、忘れられない日になりました。余談ですが堅志さんに連れて行ってもらったうどん屋の味も美味しすぎて忘れられない。
和田昌哉さんとは、今年Fixional Cities名義での曲が2つリリースされました。
「Purple Sunset」では、EXILEのLovers Againなど数多くのヒット曲のMIXを手がけた、D.O.I さんミックスを経験できました。和田昌哉さんは、CHEMISTRYのデビュー曲「PIECES OF A DREAM」のボーカルアレンジやGENERATIONS、THE RAMPAGEなど多くのアーティストへの楽曲提供、そしてBTSの日本語ボーカルディレクションなども手がけ自身もソロで活動をされており、ふと冷静に考えると、本当に恐れ多い存在なのですが、上京後もお家に何度か遊びに行かせてもらったり、ラフに音楽やこれからの展望について語りあうことができて、自分もいつかこうなりたいなと思っている大先輩です。いつもありがとうございます!
9月に始まった、福岡のバンドYOHLUのアジアリリースツアーは2023年のLIVEの中でも本当に濃ゆかった。海外遠征って本当に楽しいですね。自分は鍵盤で同行しました。
中国(杭州、上海、広州、深圳)韓国(ソウル)東京(表参道)福岡(大名)
何よりもまず、中国の街の発展を直接この目で見ることができて相当な刺激でした。当たり前ではありますが、海外に行くと日本以外にも色んな世界があることを実感したし、その中でまた有名無名のアーティスト達がたくさんいて、現地の人だったり色んな音楽家の方々の人生を感じました。
YOHLUは自分も制作を手伝うほか、BOKEHさんにはよく自分のソロ作品についての相談をしていたりしてて、本当に心強いです。来年も一緒に色々やりたいです。また宜しくです!
11月10日、登録者数880万人のYoutubeチャンネル、「THE FIRST TAKE」にて、沖縄のラッパーCHICO CARLITOさん&柊人さんの「Let go」鍵盤で参加させていただきました。
東京の空を見上げて意外と綺麗だなぁって10年前のあの頃の俺じゃマジで気づけなかった
から始まる歌詞、最近上京した自分にとってこれからの未来を考えさせられて、頑張ろう!となる曲でした。キーボーディストの石田マリさんにお誘いいただき、参加できて本当に光栄でした。ありがとうございました!
11月28日には安武玄晃さん「ALL YOUR HEART」がリリースされました。
『安武玄晃4作目となるフルアルバム「ALL YOUR HEART」リリース。今回はGospel Jazz屈指のグラミー賞受賞歴サックス奏者Kirk Whalumに、世界的ギタリストDoc Powellなど、4カ国総勢22名のアーティスト・ミュージシャンが参加。国内外で高い評価を得ているトラックメーカー&ピアニストOsamu Fukuzawaを共同プロデュースに迎え、これまでの集大成となるようなサウンドに、よりSmoothJazzとGospelの深いテイストが増し加えるられた聴き心地満載の11曲が収録された作品となっている。』Sales Cooperation:TOWER RECORDS, Rinsen Co., Ltd.
自分はアルバム全体の共同プロデュース、アレンジ、鍵盤、Mixingで参加させていただきました。
安武さんは僕の地元福岡の方で、前作「At The Cross」に引き続き、今回もまた色々ご一緒させてもらえて本当に嬉しいです。秘密基地に泊まり込みで制作した日々、最後のミックスダウンの作業の時間はとても濃ゆく、すでに懐かしい思い出です。
今回のアルバム、参加メンバーが本当に凄いです。
映画「ボディーガード」(1992)でヒットしたWhitney Houston「I Will Always Love You」に参加しているアメリカのグラミー賞受賞サックス奏者、Kirk Whalumさんをはじめ、Stevie Wonder, Aretha Franklinとの共演をしているギタリストDoc Powellさんや、Boney JamesのDrumのOmari Williams、Isley BrothersでもサポートBassを弾くDwayne Smitty Smithさん、そして日本からは久保田利伸さんやONE OK ROCKの鍵盤を弾いているGakushiさん、グラミー受賞ギタリストであるマサ小浜さん、 DREAMS COME TRUEなどでサポートドラムのT-SQUAREの坂東 慧さん、三浦大知さんやGENERATIONSのGt. 上條 頌さん、Ba. 滝元堅志さん、JUJUさんやAIさんのバックコーラスをしているOlivia Burrellさん、そしてVo. 和田昌哉さん、韓国よりTREASUREなどK-POP有名グループのサポートドラマーのSeongguil Yeomさん、マスタリングには現行のUSチャートの常に上位曲を手がけ、日本人だと藤井風さん新曲のマスタリングを手がけているDale Beckerさんが参加しています。
目黒ブルースアレイでの11月21日でのプレ発売コンサート、本当に感慨深かったです。またCDは発売より数日であっという間に全国各地の店舗で売り切れとなりました。本当にビックリで、作ってよかったなあと思う瞬間でした。
その後11月30日より、安武さんとオリビアさんで三人で回った北陸(金沢、福井、富山、新潟)ツアーも良き思い出です。地元の方々の暖かさに本当に癒されました。そして今回初めて自分の名前が新聞数社に載ったのも嬉しかったです。
ありがとうございました!
2023年、本当にたくさんの出来事がありました。
ここに書ききれていないこともたくさんあると思います。毎日の日々に集中して、こういうBlogを書くことを忘れてしまっていましたが、自分を振り返る良い時間になりました。常に初心を忘れず。
今年準備して、来年色々解禁する予定のものもあるので2024年も楽しみです。20代、最後の思い出たちとなりそうです。
ありがとうございました!また来年も宜しくお願いします。